私がこの病気について少し知り、次に気になったのは治療方法についてです。
「どうすれば、治るのだろう・・・?」
病院で医師からの提案には以下の2つがありました。
- 保存療法
- 手術
そこで今回は、その治療方法について経験した内容と感じた事を書きます。
腱板断裂と診断された頃の気持ちを思い返してみました。
現在、私は手術をうけ、リハビリの段階にいます。
少し時間は経ってしまいましたが、忘れる前に記事として残しておこうと考えました。
事前に知っておきたいデメリットが中心となっています。
これから、腱板断裂の治療について考えている人の参考になればと思います。
私は医療従事者ではなく、確かな専門知識はもっていません。
診察など通し、医療従事者から得た知識や自分自身の闘病経験をもとに記事を作成しました。
一般患者としての立ち位置にはなりますが、よろしければお付き合い下さい。
保存療法の体験内容と感想
具体的に、どんな事をしたのか。
どんな感じだったのかという事を書いていきます。
具体的な内容については、診察する医師によって違ったので私なりにまとめてしまいました。(私は数回、転医しているため担当医が変わっています。)
日常生活については、無理せず普通に過ごして大丈夫という感じでした。
痛みを和らげる方法としては、飲み薬や注射がありました。
そして、インナーマッスルを鍛えるという内容でした。
インナーマッスルを鍛えるというのは、どういう事なのか?
腱板断裂は肩のインナーマッスルが、裂けたり切れてしまった状態をいうそうです。
肩には4種類のインナーマッスルがあり、その中の切れていない部分のインナーマッスルで補強するというイメージでいいのかと思います。
鍛える時に、痛みがあるようなら無理してはダメだそうです。
わからない事は、早めに医師や理学療法士さんに相談するのが良いかもしれません。
私自身が手術をして、理学療法士さんとリハビリをしていく中で思ったのは、自分一人でインナーマッスルを鍛えるのは難しいという事。
間違った姿勢で鍛えても、成果は出にくいと感じたからです。
姿勢のチェックやわからない事を説明してもらうのは重要なポイントになると思います。
痛み止めの話になります。
私には効果がなかったので、一度だけしか注射をしていません。
なので、詳しくはわかりません。
飲み薬に関しては、胃が荒れるなどのデメリットがありました。
唇が荒れる事、割れる事も副作用かなと感じました。
医師に確認をとりましたが、長期的な服用は良くないそうです。
保存療法でデメリットと思った部分・・・
改善には時間がかかり、将来的に肩が動かなくなる可能性もあるという説明がありました。
そこが、かなり気になりました。
腱板断裂は自然治癒が難しい病気のようなので、保存療法は痛みを取り除くための治療にあたるのかなと思いました。
メリットに関しては、成功体験がないので書けません。
私自身の感想ですが、力仕事をしていると保存療法での回復は厳しいかと思いました。
無理せず仕事をするのは難しいです。
手術する事で、どう変わるのか?
保存療法で改善せず症状が続いた為、手術という選択をしました。
私が感じた、メリット・デメリット的な話がメインです。
手術した時の細かい内容については、別の記事に書きたいと思います。
術後数日で元通りになる病気ではありません。
リハビリの計画は術後1日目から始まり、6ヶ月間となっています。
とにかく、時間がかかります。
ほとんど、何も出来ない期間があるのはデメリットでした。
長期的にみた時、痛みは軽減し使い易くなるそうです。
ですが、機能的な完全回復はあり得ないとなっています。
力仕事やスポーツに復帰している人がたくさんいるのも事実で、
1年以内に再断裂する人が多いのも事実のようです。
このように書くと、手術のメリットは「微妙」に感じてしまうかもしれませんね。
でも希望を、捨ててはいけません!
現在、術後5ヶ月を過ぎました。
手術の効果がわかるのは、まだ先の事だと思います。
慎重にならざるを得ない時期ですが、油断する事が増えてきました。
可動域も、少しずつ改善していると実感しています。
頻繁に感じた痛みがなくなった事はメリットです。
そして、腕をあまり頼れなくなった事で進化した自分がいます。
コロナ禍で、世の中が変化したせいもあるかもしれません。
新しい事に挑戦したり、ものの見方が変わったりしたのは意外なメリットだと感じています。
この先、元気だった頃の様にいかない部分もあるのかもしれません。
そこは、これから体感していく事になるので、あらためてお伝えできればと思います。
手術後の感想
腱板断裂の手術には種類があるそうです。
私がうけたのは、関節鏡という物を使用し、傷跡が小さくてすむ手術になります。
大きく切開する手術に比べると、回復は早いと聞きました。
入院期間は、手術前日を含め1週間でした。
私の場合、まだ40代で若い部類に入る事もあり、早めの手術を勧められました。
肩を痛め診察を受けるようになり6ヶ月が過ぎる頃には、痛みがひどく夜間痛で眠れない状態。
手術をする事自体には、迷いはありませんでした。
これは手術(闘病)して思った個人的な意見です。
かりに完全回復が無理だとしても、手術は普通にありだと思います。
痛みや不眠、生活に支障があるままでは暮らせません。
症状の辛さに耐えられるのであれば、手術日はよく考えてから決めるべきだと思いました。
必要な準備・調整をしておく事をお勧めします。
その理由は、手が不自由になる期間が長い事。
退院後、一人で日常生活を送るのは厳しいです。
トイレでお尻を拭く時も痛いです。
しばらく仕事や運転は出来ず、食器を洗う事や洗濯物を干す事さえ無理かと思います。
ほとんど何も出来ない状態でした。
真っ平な所で、寝転がる事さえ痛かったのは驚きました。
ただ寝ているのも、楽ではないです。
そして、手術後に痛感した事。
収入の保証・財力は一番と言っていい位、大事です。
回復期間には個人差があるので、軽く考えてはダメだと思いました。
2~3ヶ月すれば、多少は働けると考えていたのですが・・・
片手で出来て、マイペースにやれる仕事は探しても見つかりません。
ある程度の回復待ちをしてからの職探しでも苦戦中です。
筋力が落ちてしまった事もあり、単純な作業でも肩に負担がかかったりします。
術後3ヶ月位までは痛みを感じる患者も多いそうです。
私も実際、3ヶ月間は痛みがあり2ヶ月以上も痛み止めを服用しました。
あまり痛みに鈍くなるのも、治療する上では良くないと聞きました。
手術をして良かったと感じたのは、痛みが減り、腕が使えるようになる頃からです。
長期戦になる事を、考えておく必要はあると思いました。
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