医療費の話。
初めて知った事がありました。
限度額適用認定証をご存知でしょうか?
条件はありますが、高額にかかる医療費を安くできるものでした。
持っていないと損をする(困る)ものかと思います。
国民健康保険に加入で、腱板断裂の手術と治療する人を対象に書きました。
申請方法や気になった注意点。
どのようなメリット・デメリットがあったのか、経験した事をまとめました。
私と同じく知らなかった人へ、事前に用意する事をオススメする記事内容です。
手術や入院となると、費用の事も気になる部分ではないでしょうか?
私も腱板断裂の治療をするにあたり、医療費について調べました。
そこで、高額療養費制度と限度額適用認定証についてわかった事も書きます。
私自身が限度額適用認定証を申請し、医療費を支払っているので確かな情報ではあります。
ですが、伝わりにくい部分があるかもしれません。
(認識や記事内容の書き方に間違えがある可能性もございます。)
支払う医療費は年齢や収入などに応じて変わる為、一律ではありませんでした。
詳しくは、ご自身の情報と照らし合わせ調べて頂けたらと思います。
- 高額療養費制度を調べてみたら、こんな感じ
- 限度額適用認定証を持つと何が変わるのか?
- 申請方法
- 限度額適用認定証の有効期間
- 装具の保険適用について
- 注意点
- 限度額適用認定証を申請するメリット
- 限度額適用認定証を申請するデメリット
- 限度額適用認定証を交付してもらえない場合がある!?
- 更新について
高額療養費制度を調べてみたら、こんな感じ
その月の1日から末日で区切り、1ヶ月とします。
1ヶ月の医療費が上限額を超えた場合、申請をすると後で払い戻しがあるという制度になるかと思います。
払い戻しの対象になる医療費には、注意しなければいけない事がありました。
自分が支払う医療費の上限額は、年齢・収入などにより変わる事。
医療費の中には計算方法が違うもの、対象外になるものがある事。
(保険診療以外は対象外のようです。)
申請してから、支給されるまでに時間がかかる事。
などです。
とりあえず、ここではサラっと流していきます。
限度額適用認定証を持つと何が変わるのか?
簡単に書くと、「最初から支払いが安く済む」という感じになります。
高額療養費制度で申請する場合は、一旦かかった医療費を支払う事になりますが、その必要がなくなります。
私自身、経験した流れを書いてみます。
腱板断裂の手術をして、退院をしました。
後日、郵送で請求書がきて支払います。
この段階が、医療機関窓口への支払いといった部分。
最初から、負担するべき限度額を超えた分は支払わずに済みます。
この限度額までの医療費に対象外になる分を加算したのが総支払い額でした。
あと、腱板断裂の場合では手術後に装具が必要になります。
その装具代は、別で装具メーカーに支払いました。
装具が保険適用になるのかは、別に書いていきます。
医療機関窓口へ支払いの話に戻りますが、対象外になる分とは
- 差額ベッド代
- 入院中の食事代
- 高度先進医療などの費用
にあたるかと思います。
- 入院中の生活費用
テレビやインターネット、冷蔵庫・洗濯機の使用も対象外の別料金で自費です。
これらは、カードを買って使用する形のようで、後払いではありませんでした。
対象外になる医療費の内容は、個人によって病院によっても違う部分があるようなので、自分の経験した内容を書いていきます。
私の場合、1食460円×食べた回数。
入院中の食事代を医療費にたして約7万といった感じです。
限度額適用認定証がなかったら、数十万近くの請求額がきているはずです。
ここが、最大のメリットだと思います。
病院のベッドの空きが有る無しにもよりますが・・・
「病室は、個室がいい」とか、設備にこだわらなければ差額ベッド代は抑える事が出来ます。
痛いので、そんな気になれませんでしたが・・・
1日中、スマホとか費用がかさむと思います。
死ぬか、生きるかみたいな感覚で入院していると節約できます(笑)
退院後の生活を想像すると、不安でいっぱい。
気楽な入院生活でなかったのは確かでした。
申請方法
私は国民健康保険加入時だったので、市役所の保険年金課 国保係に行きました。
必要書類などがあると思うので、要確認です。
私が持参したのは、4点。
その場で、限度額適用認定証を交付してもらえました。
代理申請も可能なようですが、入院を予定している場合は先に交付申請しておくと楽です。
交付申請の際に入院予定を証明する書類などは、必要ありませんでした。
限度額適用認定証の有効期間
国民健康保険加入で交付を受けた場合に限定して書きます。
有効期限は申請して受付された、その月の1日から7月31日まで。
最長有効期限は8月1日から翌年7月31日までの1年という事になります。
有効期限をまたぐ場合は、再び申請をしました。
装具の保険適用について
市役所で確認をしました。
適用されるかは病名によって違う為、病院で聞く方が早いそうです。
証明書・診断書が必要となり、後から申請するという形になります。
今回、私は装具代で約4500円程でしたので申請は取り止めました。
診断書などを用意するにも費用がかかると考えると、微妙かなと思いまして。
市役所の窓口の人いわく、「分厚いマニュアルがあり、細かい規定が・・・」という話だったので深く突っ込むのは、やめました。
既製品より、オーダーメイドの装具が必要になる場合の方が保険適用になる可能性が高いのではないかとの事です。
注意点
注意点はたくさんあり、把握しきれていないです。
自分自身が医療費を支払う上で、必要と思った部分を書きます。
単純にかかった医療費を合計して計算するだけではないです。
計算が別になる事があります。
- 1ヶ月間の医療費でみます。
- 同じ病院にかかっている事。
- 同じ病院でも、医科と歯科は別。
- 入院と外来診療は別。(わかりやすく外来とは、通院しての受診・通院患者の事)
- 支給対象外の医療費がある。
などになります。
私は今回の入院で、失敗した事がありました。
それは入院日のスケジュールの組み方です。
入院期間がひと月でおさまる場合、月をまたがない様に調整する必要がありました。
かかった医療費をふた月で計算すると、1ヶ月の医療費は限度額を上回らないという事も考えられました。
結果、自分の支払い額は高くなります。
幸いにも、順調に回復したので入院期間はひと月内でおさまりました。
知らないとかなり損をする事だと思います。
他には、自己負担額を減らせる「世帯合算」や「多数回該当」という方法もあるようです。
自分に当てはまるか、調べてみるのがいいと思います。
限度額適用認定証を持っている場合でも、高額療養費制度で払い戻しする場合でも同じ注意点もあったりします。
わかりにくい事は多々ありますが、損をしないためにも調べておいた方が良いと思いました。
出来る事は事前に準備すると、心の負担も少し楽になります。
限度額適用認定証を申請するメリット
最初から限度額までの医療費の支払いですむという点です。
高額療養費制度で払い戻しを申請する場合のように、一旦は高額になった医療費を支払う必要がないので、負担が全然違います。
限度額適用認定証を申請するデメリット
デメリットは特にありません。
申請するうえで、料金がかかる事はありませんでした。
交付したものの、有効期限内に使う事がなかったとしても問題ないです。
限度額適用認定証を交付してもらえない場合がある!?
交付をしてもらえない。
もしくは、交付する必要がない場合があるようです。
まずは、交付をしてもらえない場合。
70歳未満の国民健康保険加入者で、国民健康保険税の滞納がある人。
交付が出来ない事もあると、市役所のホームページには記されていました。
交付後の滞納については、実際に問い合わせをして確認しました。
限度額適用認定証の交付後に、国民健康保険税の滞納が出てしまった場合でも7月31日の有効期限までは使用できるそうです。
次に、交付する必要がない場合
70歳以上の国民健康保険加入者で、所得区分によっては医療費の窓口負担が自動的に限度額までの自己負担になる人もいるそうです。
住んでいる市町村により少々違いもあったりするようなので、詳細は確認してみて下さい。
更新について
更新する方法についてです。
私なりに、まとめてみました。
一つは、市役所の窓口に行く方法。
もう一つは、更新を知らせる書類が届いたら、記入して返送する方法。
今回、市役所から更新に関する書類が届きました。
「更新の必要があるなら、書類に記入をして返送して下さい。交付出来たら、自宅に郵送しますよ。」
という内容です。
結構、簡単に済ませる事が出来ました。
記入箇所は、わずかな部分なので難しくはありませんでした。
市役所で初めて限度額適用認定証の申請をした時は、7月でした。
すぐに、有効期限が切れてしまいます。
「8月からの分も申請していきますか?」と聞かれ、その場で2回分の書類を書いた記憶があります。
8月からの限度額適用認定証は、後日郵送という形になりました。
私は病院へ行くたびに、限度額適用認定証を提示しています。
ですが、腱板断裂の場合には自己負担限度額をこえるのは手術・入院時くらいかなと思いました。
また必要になった時に、窓口へ行くという方法でもいいのかもしれません。
なので、念のために更新しておきたい人に向けて書いてみました。
ブログレポート5 手術するために必要な検査の内容についての話 - ダンレツライフ
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