40代半ばになり、腱板断裂の手術をしました。
現在は、リハビリ中の夢野です。
病気やケガって、つらいですよね。
私も、肩の痛みでかなり悩んでいます。
つらさや痛みは他人にはわからない事もあり、精神的に追い込まれてしまう時も。
手術をする前の時期は、必死に腱板断裂に関する情報を集めていたのを思い出しました。
医学の記事から、手術経験者の記事まで毎日のように見ていました。
共感できる部分を持っている人がいると知っただけで、少し気が楽になる事もあるかと思います。
考えすぎて迷路に迷い込んでしまった時は、経験者の記事に救われたりしました。
一人では、なかなか気付けない事もあります。
今、腱板断裂で悩んでいる状況の人であれば、少し役立つ情報になるかもしれません。
そして今回の経験した記録は、私自身がまた必要になった時に備える意味でも書いてみました。
病院へ行くまでわからなかった肩の痛みの原因。
腱板断裂ではないかと診断された頃の具体的な症状をまとめてみました。
検査内容とかかった費用も参考程度に記しておきます。
転んで手をついた事がきっかけで、手術が必要になるとは予想もつきませんでした。
仕事をしていると中々時間も作れず、病院へ行く事を先送りしていました。
「そのうち、治るかなぁ」と思っていたのですが・・・
今になって思うのは、なんで早くに病院へ行かなかったのかという事。
結果的に自分で解決できる原因ではありませんでした。
検査をしてみる事。
適切な治療をうける事。
これは、大事な事だと思いました。
具体的な症状について
- 痛みを感じる事が頻繁にある
- 特定の動作で激しい痛みを感じる
- 肩から腕にかけて全体的に痛い
- 指先がしびれる感じがする
- 物を持つのがつらい
- つかんだ物を落としてしまう事が増えた
- 痛みのせいで、あまり眠れない
- 仕事に支障が出ている
私の場合は、こういった症状が出ていました。
とにかく痛みがあるものの腕がまったく使えないわけではないので、
しばらくは力仕事でも出来ていました。
そこが判断を間違えた部分かと考えています。
市販の薬などを使い様子をみていると一時的に痛みがおさまる時もありますが、夜間は特に症状を強く感じていました。
徐々に眠れない日々が増え、仕事に支障が出る位になった頃に無理はきかなくなりました。
症状について調べると、夜間痛という言葉を目にする事が多いような気がします。
痛みによって眠れないといった症状は、体からのわかりやすいSOSではないかと思いました。
原因を知る事から始める
治すためには原因を知らなければなりません。
医師の診断を受け、適切な処置をしてもらう必要があると感じました。
病院へ行く時、「肩の痛みは何科なのか?」と迷いました。
私の場合、行き先は整形外科で大丈夫でした。
病院での診察となると、時間や費用も気になります。
慣れない検査をする事になれば、なおさら。
わからない事が多いのも理由の一つです。
正しい処置が遅れると治療が長引くこともあります。
私は病院へ行って検査をうけましたが、一発で原因は判明しなかったのです。
転医などを勧められたりして、4つの病院をまわりました。
腱板断裂の疑いがある場合はレントゲンだけでは判断が難しく(骨の状態は、わかる)、MRIなどによる検査が必要になるそうです。
MRIという設備がある病院にも行きました。
「私は肩の専門ではないので・・・」と言われた事があったのですが、
そういう時もあります。
医師の得意分野・検査方法によっては、診断結果や治療の進め方が変わってくるようです。
肩の専門というか、肩に関する経験豊富であろう医師による診断は展開も早いです。
病院へ行けば簡単に解決する問題ばかりではないと思いますが、一人で悩んでいても仕方ありません。
ちゃんと話を聞いてくれて、状態を調べてくれる医師を訪ねると安心できるかと思います。
早めに病院へ行き、必要なら検査を受けた方が良い。
そんな誰でもわかりそうな事を、長々と書いるような感じがするかもしれません。
でも、少々の事では自発的に病院へ行かない私にとっては、肩の痛みを解決する大きなヒントになったので書きました。
検査内容
- 最初に症状を話すなどの問診をする
- 肩の可動域や筋力チェックをする
- レントゲン撮影をする
初診時の流れはこんな感じでした。
だいたいどこの病院でもレントゲンは撮りました。
待ち時間はかかりますが、撮影した当日に結果がわかります。
設備の整った大きな病院へ行き、MRI検査をしました。
予約が必要で、この時は一番早くて3週間待ち。
検査や検査結果にたどり着くまで、時間がかかりました。
具体的なMRI検査の印象は、こんな感じです
- 肩の撮影だと、検査前日からの飲食制限は特になし。
- 検査時は検査着に着替える
- 狭いトンネルのような装置に入る
- 装置の中ではとにかく検査音が大きく、耳栓をする
- 検査中は横になり動いてはいけない
- 検査時間が結構長い(4~50分位かかったと思います)
MRI検査中に調子が悪くなった時は、呼び出しボタンを使う事が出来るようになっていました。
あと、MRI検査を受けられない場合もあるそうなので確認してみた方が良いです。
閉所恐怖症があるとか、体に金属が入っているなど事情によって相談が必要になるかもしれません。
検査データーはCD-Rにしてもらえたので、転医の度に検査せずにすみました。
手術まで間があく場合、症状が変化する事を考え再度検査をする必要があるようでした。
検査時間も長いですし、できれば避けたい検査です。
費用
国民健康保険で受診した場合の結果です。
1回にかかる費用は1万円あれば足りました。
私は、合計4カ所の病院にかかったので簡単な表にしてみます。
|
レントゲン |
費用 |
||
1番目の病院 |
初診 |
○ |
|
4,000円位 |
2番目の病院 |
初診 |
○ |
|
7~8,000円位 |
2番目の病院 |
2回目 |
|
○ |
7~8,000円位 |
3番目の病院 |
初診 |
|
|
4,000円位 |
4番目の病院 |
初診 |
○ |
|
7~8,000円位 |
費用は初診料、検査費、薬代の合計額になります。
薬代の内容は、飲み薬の痛み止めです。
また、この他に電気を流す治療法や痛み止めの注射をした診察もあります。
これらの合計額の中には、紹介状の費用を含んでいません。
まとめ
腱板断裂になった時の症状や、病院での検査内容と費用について書いてみました。
簡単ではありますが、細かい部分についての情報もまとまったと思います。
病気は体だけでなく、精神的にもつらくなります。
治すためには原因を知り、適切な治療をするべきだと思いました。
医療関係の記事や同じような症状で悩む人の経験談を読み、この病気について考えてきました。
手術を経てから思った事があります。
それは、症状や状況などによって個人差があるという事。
状況とは、治療でいうと方法や自分がおかれている環境などの部分です。
場合によっては、病院にかかっても解決するまで時間を要するかもしれません。
腱板断裂という病気は、長期戦になる事を覚悟した方がいいと感じました。
参考程度に読んでいただければと思います。
次回は、自分が腱板断裂だと知った時、調べずにはいられない事について書いてみようと思います。